■日本の周波数
交流の電気は、一定の周期で流れが変わります。
その周期を1秒間に繰り返す回数を周波数といい、ヘルツ(Hz)で表します。
日本では、50Hzと60Hzの地域があり、一般に静岡県の富士川を境に、東日本は50Hz、西日本は60Hzとなっています。
これは、電気事業が始まった明治時代、関東ではドイツから50Hzの発電機を、関西ではアメリカから60Hzの発電機を輸入していたことが原因といわれています。
・周波数分布図
■高力率と低力率の違い
同じ入力電力の照明器具でも、入力電流は低力率の方が大きく高力率の方が小さくなります。力率とは、入力電力(入力電圧入 力電流)で計算される値で、この値が85%以上のものが高力率で、未満のものが低力率です。スタータ式の場合には、高力率の器 具は安定器に追加して進相用コンデンサを取り付けて力率を高くしてあります。高力率だと入力電流が小さいため、同じ電源容量の分岐 回路により多くの台数の器具を繋ぐこと、又は送り配線の電線サイズを細くすることができます
■ランプ用語
・・・ランプに表示されたりカタログなどで公表されているランプの消費電力
定格寿命(h:時間)
・・・規定の試験条件で点灯試験した特に、ランプが不点灯となるまでの合計点灯時間。またはランプの光速が規格の最低値になるまでの合計点灯時間のうち、いずれか短い時間を平均寿命とします。
全光束(lm:ルーメン)
・・・光の量のこと。(光源から出る可視光の総量)、一般的にランプ点灯当初(放電ランプでは100時間点灯後)の光束を表示しています。
光度(cd:カンデラ)
・・・光の強さのこと。光源からある方向にどれだけの光の量が出ているかをあらわします。
照度(lx:ルクス)
・・・照らされている場所の明るさのこと。(1ルクスとは面積1平方メートルの面上に1ルーメンの光束が平均に照射しているときの照度)照明設計の基本となるもので、場所、作業時間等によりJIS規格による照度基準があります。
輝度(nt:ニト)
・・・ある方向からみた物の輝き。1平方メートル辺りの1カンデラの輝度を1ニトといいます。照度が単位面積当たりにどれだけの光が到達しているかを表すのに対し、輝度はその結果、ある方向から見たときにどれだけ明るく見えるかをあらわします。
ランプ効率(lm/w:ルーメンワット)
・・・ランプ全光束をその消費電力で割った数値。ランプの効率が大きい光源ほど、効率のよい光源となります
色温度(K:ケルビン)
・・・光源光色を物理的、客観的な数字で表したものをさします。一般的に色温度が低い(3300K以下)と赤みを帯びた温かみのある光となり、色温度が高い(5300K)と青みを帯びた太陽光のように白っぽい光となります。
演色製(Ra)
・・・光源で物体を照明したときにどのような色に見えるかという、その光源の性質を演色性といいます。演色性を評価する単位は演色評価数で表します。これは、基準光源と試科光源とで規定の8種類の色のずれを評価しています。そしてこの8種類の色ずれの平均を計算したものを平均演色評価数(Ra)といいます。
配光曲線
・・・配光の分布状態を示すもので、光源から出ている光がどの方向にどれだけの強さで出ているかをあらわします。
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